実験用の可変電圧電源に組み込んでの使用を考えたが、出力電圧、電流ともにその表示値は信頼できない。特に電流はお粗末。表示最小電流が0.01Aとなっているが、0.05A流しても表示値は”0” 壊れているのかと思ったが、0.15A流してはじめて”0.06"が表示された。測定範囲を1A以上10A未満の範囲に限り、かつ誤差±20%程度が許容できる人以外は使用しない方が良い。なお、私はむしろ1A未満の電流を測定したかったので電流検出抵抗を元の0.01Ωから0.1Ωに変更した。そしてLEDの小数点のセグメントをカットして表示がmA表示になるようにした。 但し誤差精度は勿論変わらない。 キャリブレーションはどのポイントで行うかを考える必要がある。 調整ポイントより高い電圧では高めの電圧が表示され、低い電圧ではより低い電圧が表示される。つまり、オフセットの調整にはなっていない。よって使用したい電圧範囲の中央の電圧で調整すること。勿論電流も同様。でもいくらキャリブレーションしても精度は悪い。性能は割り切って買ったのだがこれ程とは・・・・。 このような性能を見せつけられると、そもそも入力100Vに耐える絶縁空間距離とか10Aに耐える配線とかが果たして考慮されて設計されているのか大変心配で、私はとても高電圧や大電流を流す気にはなれない。